Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme
六月七日
つぶすから妙なり、たった五十円きりもっていないというのにはおどろいた。自分、八百円出してわたす、咲の買ものサウザンド也。国の国民服地(三五〇)、咲のいい茶色の服地(四八〇)、寿咲のズボン地(三二〇)、ブラウズ一〇・〇〇、きれ二十何円、寿は三十円の買もの。自分、森長さんシャツ地、男児ブラウス地二枚分で四十五円也、おどろいた。
夕方大さわぎのひっくりかえしをやって、咲太郎国、国府津行。家かたづけのため。九日にかえる由。十一日には開成山、咲月末に又来るとのこと。よくマアとおどろく。丈夫で金と人手と時間がある証拠。
六月七日(水曜)
北仏に英米軍が侵入した。ルアーブルとシェルブール(ノルマンディ)に亙る百五十キロのところに、そして、中心たるカーンで大激戦。同時にカレー、ダンケルクで猛空中戦、と報道あり、独、ローマ撤収と機を等しくして。ダンケルクの悲劇(一九四〇年五月末――六月)から四年目。六月六日六時(午前)第二次世界大戦の一マイルストーン。ゲーリングは、ダンケルクの再演あるのみと。
〔欄外に〕
朝飯前にトマトの苗を植えた、ほうれん草のやりそこないをぬいて。