Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme
二月十五日
科学者の主人公のが。それもそういうものかもしれない。今のいろいろの心理、事物の核としての科学の精神。
〔欄外に〕
昨夜、何故自分ドガが面白いのかと思い考えた。運動への敏感さ、その感受性の整理の正確さが内面運動のきつい自分に面白いのだと思う。セザンヌの対象への直角な追究の偉さが、それにつれはっきり分り、セザンヌもわかりはじめたな、とうれし。正確な頭の働きによって書かれた本の間接の影響のあらわれかた、その芸術性を面白く思った。セザンヌが美術史からぬけない人である点も分って来たように思う。セザンヌは、制作の意欲というものに立った、つよく。断乎として。
二月十五日(火曜)
巣鴨、こんど行ったとき借金話を出さないのは賛成だ、と笑っている、インシュアランスのこと、ああそういうわけか。しかし、そこまで考えなくてもいいだろう、そうじゃないわ、考えなくていいと思うのは子供らしいことだわ。
運送やの世話やかしたと思い、エーデル二つさち子さんのところへ届ける。
○△二十円かりに来る。自分もっているのは五十銭。咲ピー。うめに十五円だけかりてやる。質屋というものを知らぬ由。そういう人々。