Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

三月二十六日

三月二十七日

三月二十八日

三月三十一日

四月一日

山崎のこと、ゴタつきのまま逃げるように行ってしまった。

三月二十六日(日曜)

山崎、うちを出すことにきめる、「そうしなさい。世帯をもって、山崎さんと呼ばれているより奥さんと呼ばれてみなさい」わたしはわたしで何とかするよ。

三月二十七日(月曜)

Y、がつがつだから、出るについて瀬戸もののいらないのなどを分けて、一世帯分まとめてやる。「フライパン貸して頂けるでしょうか、こちら小人数ですから」「そういうものは私はあげられないよ、今鍋は大事がるから。奥さんにきかなくちゃ」

三月二十八日(火曜)

巣鴨。

三月三十一日(金曜)

山崎の弟が迎に来て昨夜とまる。弟が来るほど荷物があるかと思えば何もなし。弟が来たりしないでも、かえすものは帰す。いやなやりかた也。弟に午前中穴をほらす、こちらの庭に二ヵ所。しかし、ふだんから埋めてもおけないから間に合うまい。

午後巣鴨。

きょうから全く一人となる。

国夜かえって、誰もいなかったら、又ハムをおいて出て行って泊る由。

四月一日(土曜)

国事務所から夕方帰って来る。

変にかたくなってうかがうような調子でいる。開成山へ立つとき口もきかず、図々しくむくれて出て行ったからすらりとなれず、そんなにしているのだろう。