Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme
五月十七日
五月十八日
米もって来る。半月分九キロ 3.08 銭なり。
月番の札が来る。こんちゃんのma、サラドの葉もって来てくれる。このひとの頭のぬけたところのなさ。そして親切と意地わるとの交り合ったしず心のなさ。もたれてゆくと、ひっぱずす気分。生活のキリキリからああなったのか、生れつきか。マメな畑も、そのキリキリであると思うと、N君が、母さんに詩がない、と云ったというのよく分る。手紙の宿題、あっちこっちへかえす。巣鴨へも。出かけない日の心持よさ
五月十七日(水曜)
ああちゃん帰京、夕方。
歯医者。
五月十八日(木曜)
巣鴨へ行く
検事局。最終。調書。不起訴になる様子。きょう事務上の手続がおくれて申渡し出来なかったが、とのこと。
かえり巣鴨、テーブルをお調べでつかっていると云って小さい台もって来る。丁度やす喫茶店にあるような。宮、「お茶でも出そうだね、お茶は出ませんが、どうぞあしからず」
きょうは弁当を日比谷の亭でたべて気持よかった。いいことを覚えたと思う。何と云っても四年ぶりで事件がすんだので、気分のんびりして、巣鴨で寝たくなってボーとした。
〔欄外に〕
佐藤さんより電話。