Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

七月十八日

七月十九日

七月二十日

でも何でもない人としている、日本ではすぐ何でもない人間でなくなる、そしてそこで止る。その巨大なちがい。

〔欄外に〕

嶋田海軍大臣、願により免官。

七月十八日(火曜)

台所で夕飯仕度していたら、サイパン玉砕のニュースあり。七月七日にサイパン守備軍は、総指揮官を先頭に玉砕した。

〔欄外に〕

夜、国の友人山ちゃん来。

七月十九日(水曜)

午前四時防空演習、国も起き出した。それから八時――十二時隣組の疎開家屋とり片づけ作業に国出かけてハッピで昼まで大働き、咲、迎えにゆく。

○朝、飯を炊き乍ら、サイパン玉砕の新聞記事をよんで涙を抑えることが出来なかった。

夜、内閣総辞職のニュースをきく。理由、東條内閣強化ならず。

サイパン指揮官、最後の報告、

「その功績を詳かになすことをも得ずして一様に斃れてゆく将卒の」云々と。肝に銘ずる文章であると思う。一様に斃れゆく、それを斃れゆかんとする人が書いたのである。

〔欄外に〕

咲上京。

ソ軍、西ブク河「ポーランド」に到着。

七月二十日(木曜)

巣鴨へ行く。おなか小康を得ているらしく、先日よりもやつれていない。枠に手もつっぱらないで話せた。