Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme
七月二十三日
似非愛国者の売国的意味をしんから知るには時間がかかる。
〔欄外に〕東北地方、水害。
七月二十三日(日曜)嵐の後さむい位。
あらゆる経験を、反芻し再吟味し得る文学の能力は、これからの日本にとって益※(二の字点、1-2-22)大切な建設の基礎であると思う。この能力こそ本質的な価値であり、文学のもつ生命でなければならない。宣伝能力などは遙に下根の面である。
個人を失望から立たせる力が文学にあるとおり、一つの民族をその惨苦な経験から立たせ、そこの中に誇るべき価値を見出させるのは文学の高さであると思う。勝った鬨どきというような皮相のものではなし。勝敗以上。
文学はそういう竿頭に立っている。しかるに文報は、転業(!)転出調査表を送って書きこめと云って来た。文学が転業出来るものなりや※(感嘆符疑問符、1-8-78)
〔欄外に〕
今日で歯終り。干物十枚 4. ――もってゆく。細君出て来て話す。医者の細君、絵かきの細君みんなマネージャー的要素があるのは。
金田さん、五日に入隊、六日にもう汽車にのって行ってしまった、と。
グワムに上陸した。
チン工合が妙で医者にあずける。