Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme

Aozora Bunko

ことに、芸術に携るものにこれはいけない――ある見ようの型と云うものを持つことは。深く人間性のうちに達せられず、例えば、祭を見物に出たのに傍の小山に立って、真黒な人間の頭だけ見たようなことに終る。

真心で生きたい。我心の求めるところ、希うところ、そのままに生かし、我もひとも偽らずに生きたい。どんなに天は朗らかで、地は安らかに思えるか。

Aに、恐らく母にも、此切な人間の要求、寧ろ、神への願いは判らず、為に、自分は、どっちに向っても、行為が争闘の形をとってしまうことを悲しむ。

先、書いたように、何も持たず、ペンと原稿紙だけ持って、何処かへ逃げたくなるのは、此からだ。

◎

自分が、満ついて仕事の出来ないのは無理ないと思う。自分の心が迷い、ある決定を求めて左右に揺れて居る間、どうして創造があり得るか。

◎

里見※(「弓+享」、第3水準1-84-22)氏の、「多情仏心」の中、信之と女、女の旦那と落合い、信之が決定させるつもりで旦那に会ったとき

「此那ことを貴方の前に持ち出したのはあやまりでした。自分の心が、定って居れば、貴方に断るも断らないもない。