Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme

Aozora Bunko

自分の弱さを正面に承認し、よい感化がなければ潔よい人間にはなれないのだから、生徒のように、従順に、選んだ感化力の唯一なものに従って行けばよい。然るに、自分で触れて見たく、味って見たく、而も種類に限定も加えたくない。

――○――

Aに対し、はっきりした態度をとれないのは、男に甘い自分の心を甘やかして居ること。

Aの生活を思うこと。(此は気の毒さと、自棄になる人間を見る可恐さと相半ばした心持。何故なら、若しAが、よろしい、とずっと進んだ道を進めば、私は安心して自由にするのだから。少し、彼に芝居気がありすぎる)

自分の生活は、此処で変ったら、すっかり変ると云う予知。――今までのように、或点まで偽善的な道徳には縛られまい。あらゆる点で。それ故、それに対して来る批評がわかり、やや躊躇し考える心持。大きな運命を呼び出す前、声を出そうか、一そ黙って仕舞うかと云う不決断。(私はきっと大きな声を出して呼んで仕舞うだろう。いつか。不思議な恐れが迫る)

その可恐さが、私に、自分だけ立てるのは、独善的な不真面目な考えかたではないかと云う内省を起させる。