Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
三つ四つの幼児をつれた親たちが、小犬にとうとうというのは自然なことで、それを聴いている者が彼はトウトと呼ばれるものと、解したのもまた異とするに足らず、トートコのコなども「来い」であったと思う。※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)はトリだからトトというのだと心得ていると、魚の煮たのをもやはりトトというのである。これなどは早く下さいを小児がとうとうといったからで、魚の名の片言と見ることは出来ない。それから段々と明かになって来ることは、青森県の五戸附近では、えのころ草の名がハゴジャであって、次のような盆踊歌がかつては行われていた。
ことし始めて粟の草取ったけや
粟とハゴジャのわけ知らの(ぬ)
このハゴジャも中国のとうとうと同様に、「早うごじゃれ」を粗末にいった語で、すなわちこの地方では今はとにかく、前にはえのころをハゴジャと喚んでいたので、それがこの粟とよく似た草の名にもなったのかも知れない。ハグサという標準語は合理化とも考えられるが、この盆踊唄は無論恋の歌であり、これを歌ったのは少女よりも男たちだったかも知れぬが、とにかく彼等は忠実に小児の発明した適切なる草の名を、大人になってからまで守っていたのである。