Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
常光寺常光寺
ケエズケエズ
と啼くといい、文句は忘れてしまっているけれども、お寺の名だけがよく似ている。栃木県の一部分にも、たしかまた草履を片足盗んで斬られたという話があり、顛末は少し入組んでいたが、寺の名は長松寺とか何とかいっている。捜したらまだまだ見つかることと思うが、東京近くの武州保谷村でも、
ケエケエズケエケエズ
坊主の頭でクルクルクル
と啼くといって、依然としてなおお寺との縁は切れない。
もっと変った例では同じ南部領でも九戸郡及び上閉伊郡の一部分に、剖葦はその前生に不品行な娘だったという、少しばかりオブシインな昔話がある。萱原の中に寝たために萱の葉で尻を切り、それで今でもイテテテと啼いて、そういう処を飛びまわるのだという笑話であって、殺されたのではないが切ったという条はなお残っている。これなどはほんの思い付きに、田舎の曾呂利がいい始めたものかと思うと、それさえも突発ではなかった。越後南蒲原郡の子供言葉に、剖葦の鳴声だと言って、それと三分二以上同じものが伝わっているのみならず別にまた屁ひり爺の昔話の一変形として、小鳥が娘の腹に飛び入って、そういう唄を歌ったというものも採集せられている(『昔話研究』