Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
そうしてもし自分の誤まっている点などが、そのついでを以て訂正してもらうことが出来たら、学問のためにも大きな利益である。実際子供たちの話から、我々の学び得ることは多いのである。そこで先ず最初には梟の話をして見よう。
自分たちは今ちょうど日本語の歴史を考えている所である。千年以前の日本語と、今日我々の使っている言葉との間には、かなり著しい変化がある。それがどうしてこのように変ったかを説明するには、やはり一つ一つの物の名から始めて行かなければならぬ。それがまた随分と興味のある仕事なのである。その中でも鳥の名は最も久しい間、田舎に住む少年たちの面白がる題目であった。そんなものを忘れたり考えて見なくなったりすると、てき面に村の生活が淋しくなる。だからそれを思い出すことは、一つの大なる復興にもなるのである。
そういう理屈はどうでもいいとして、梟の昔の日本語はツクであった。それがいつの間にかフクロウと変っている。どういう事情からそう変化したかというと、じっとあの鳥の啼く声を聴いているうちに、子供たちが誰いうとなく、この名を採用することになって、それに大人も反対をしなかったものである。