Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
人によってはまたこれと反対に、何でもかでも昔話と言えば、すべて説教僧が法談の資料に、持ってあるいて残して行ったものと、思っている者もあるらしいが、これも簡単には承認し難いことである。
もちろんこれだけの一致は偶然というわけには行かぬが、同時にまた地方ごとに必ず少しずつの変化を見るということも、やはりまた隠れたる原因があったのである。その原因を発見するためには、何と言っても事実をもっと多く、集めて見ることが順序である。ところが自分たちは遠方に住んでいて、そういう機会が得にくいのかも知れぬが、今まで一向に九州の鳥の話を聴いていない。たまに珍らしい「鳥の言葉」があるので、どうしてそういうのかと子供らしく尋ねて見ても、私も知らぬと言って、殆と答えてくれた人はないのである。あるいは九州の諸君が殊にこういう昔話を、下らぬことだと考えておられるのかも知れない。もしそうだとするとほんとうに忘れてしまわぬうちに、決してその採集が無意義でないことを、話して見る必要があるかと思う。昔話を最も多く持っている鳥は時鳥、それに次では梟であるけれども、余り長くなるからこの二つは後まわしにしよう。