Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
二
出来るようである。例えば右にいうフクラスズメの如き、これが人望あり従って永く残った理由は、単に他の小鳥の形の引締まっているに比べて、雀ばかりが蓑でも着たように丸くふくれている特徴を、適切に形容したからというだけに止らず、別にまた口の脇が黒いから(一)、及びクラという名前が昔あったから(二)という事情も、手伝っていることは明かであるのみならず、始めてこの名が出来た時、この名を付けた人の心持は、必ずしも今これを使用する人々の想像しているものと、同じであったかどうかも確かではないのである。
二
方言はかえっていずれとも解し得るような種類のものが、久しく保存せられるに好都合であったのかも知れない。今一つの例をいえばバンチクとバンチャは、明かにバンドリスズメの変化であり、そのバンドリは雀のことであったが、これが行われるには他の一方において、同じ富山県の北の方の境に近く、ババスズメあるいは訛ってバワスズムなどの語が流行していたことが、間接に声援していたものとも考えられる。
あるいはこの反対の側から、バンチャなどという語が既にあったために、婆雀などの名が新に出来やすかったとも考え得るが、後者についても別に前に挙げたノキバノオバサンなどの例があって、決して他の一方から誤り転じたものでないことだけは確かであり、言わば二つの