Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
菫の方言など
一
東北と九州とは互いの距離は最も大きいが、単語の近似は決してここに挙げた虎杖や土筆のみでない。これも昔の京都とその周囲の地とが、一つの強力なる中心地であったためではないかということである。故にもし果して言語の伝播にも、周圏波動の法則が存立し得とするならば、少なくとも一本の堺線を以て、国を南北に二分するの案は危険である。
菫の方言など
一
諸君蒐集の民謡はいつも大なる興味を以って拝見していますが、その中には今はもう歌わないもの、ある老人が僅かに記憶していたもの、意味の不明で誤写だろうかと思うものなどがあって、地上楽園も時としては枯野をあるくような感じがします。
無理もないことながら、この半世紀の間に、非常に多くの歌が亡びたようであります。それでも以前は忘れた人と、新たに歌い出す人とが同じであったために、知らず識らずの間に心持を相続していたような痕跡がありますが、これから亡びるものは永久に、また根こそげなくなるのです。そうかと言って人為を以て保存するのはつまりません。ただじっと看ているの他はないと思います。
以前の日本は歌に満ちたる国であったようです。中世の終頃から、それが四句二十六字の小唄に統一せられ、夙くその大部分を喪失したことは、一方には保存せられる民謡の言葉が存外に新らしいことにより、他の一方には神社の祭式