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Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

その術はもうわすれられてしまったそうじゃないか。いまでは、だれもできるものがないというじゃないか。だが、R星人には、わけのないことだよ。それには、きまったやりかたがある。それをしらないと、きえられないのだ。ひとつみせてやろうか。」

井上君は、いよいよ、夢みごこちで、ぼうぜんとしていました。ふつうの、ものの考えかたが、すっかり、ぎゃくになってしまったみたいで、なにがなんだか、わけがわからないのです。

「ほら、よくみてるんだよ。」

カニ怪人の、あわだらけの口から、そんなことばが、もれたかとおもうと、カニのこうらの上の二本の触手のさきが、パッと光って、そこからこまかい白いあわのような、煙のようなものが、もうもうと、ふきだしてきました。

その煙のなかで、カニ怪人は、いきなり、グルグルと、からだをまわしはじめたのです。まるでコマのようにまわるのです。

ああ、そのはやさ。もう怪人の姿は、よくみえません。なにか気体のようなものが、クルクル、クルクル、まわっているばかりです。それが触手からふきだす、白い煙につつまれて、いよいよ、ぼんやりしてくるのです。

プロペラが早く回転すると、目にみえなくなります。