Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
小林少年
このおしいれは、カニ怪人の衣装、つまり、カニのぬけがらを、かけておく場所だったのです。さっき、井上君がおしいれに、とびこんだとき、ジャラジャラと音をたてて、顔にぶっつかったのは、前から、そこにさがっていた、おなじようなカニの衣装だったのでしょう。それが三つも四つも、さがっていたのです。
小林少年
そのあくる日のお昼すぎのことです。
井上君が、あてがわれた部屋のいすに、こしかけていますと、いきなりドアがひらいて、ひとりの少年が、ころがりこんできました。だれかが、外から、つきとばしたのです。
「あっ、小林さん。」
井上君がびっくりして、その少年をだきおこそうとしました。
「アハハハ……、井上、おまえの団長さんを、つれてきてやったぞ。まあ、ゆっくり、ふたりで、話でもするがいい。」
そして、パタンとドアがしまり、カチカチと、かぎをかける音が、きこえました。
井上君ひとりのときは、かぎもかけなかったのに、小林少年とふたりになったので、カニ怪人は、用心ぶかく、かぎをかけて、たちさったのです。
「B・Dバッジだよ。あれをひろって、とどけてくれた人があったので、ぼくは、こっそりしのびこもうとしたんだが、すぐにみつかってしまった。