Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
わたしは、カニ怪人というばけものにつれさられて、いままで地下室にとじこめられていたのです。」
「ここにいる人も、古山博士となのっています。古山博士がふたりになりました。よくにていますね。いったい、どちらがほんもので、どちらがにせものでしょう。」
明智がおどけたようにいいました。
ふたりの古山博士は、立ったまま、正面から、にらみあっています。
「こいつがにせものです。きけば、美術館の品物が、ねこそぎぬすまれたそうですが、そのぬすみをやるために、わたしを地下室にとじこめておいて、わたしにばけたのです。館長がどろぼうとは、だれも考えない。そこが、こいつのつけめだったのです。」
「ふうん、そうだったのか。」
中村警部が、やっと、気づいたように、いいました。
「すると、ゆうべ、睡眠薬のはいったコーヒーでねむらされたのは、われわれ警官だけで、館長や事務員は、ねむったといっていたが、じつはねむったのではなかった。そのあいだに、なかまがのってきたトラックに、美術品をつみこむてつだいをしたのだ。そして、すっかり、はこびだしてしまうと、もとの部屋にもどって、ねむっているように見せかけたのだ。