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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(八) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.604 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

(いつも葛織りの帽をかぶり、白木綿か白麻の着物をまとい、素木の輿、或いは四輪の車に乗って押されてあるいた)

という彼の簡易生活の一面を、それに依ってうかがうことができるのである。

彼には初め子がなかった。

で、兄の諸葛瑾の次男、喬をもらって養子としていた。瑾は呉の重臣なので当然、その主孫権のゆるしを得たうえで蜀の弟へ送ったものであろう。

この喬は、叔父や父のよい所にも似て、将来を嘱望され、蜀の馬都尉に役付して、時には養父孔明に従って、出征したこともあるらしいが、惜しいかな、二十五で病死した。

孔明の家庭はまたしばらく寂寥だったが、彼が四十五歳の時、初めて実子の瞻をもうけた。晩年の初子だけに、彼がどんなによろこんだかは想像に余りあるものがある。

かつ、瞻はたいへん才童であったとみえ、建興十二年、呉にある兄の瑾に宛てて送っている彼の書簡にもこう見える。

=瞻今スデニ八歳、聡慧愛スベシ、タダソノ早成、恐ラクハ重器タラザルヲ嫌ウノミ

彼は八歳の児を見るにさえ、国家的見地からこれを観ていた。

その年、孔明は征地に歿したのである。遺愛の文房のうちから、「子を誡むる書」