Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(八) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.604 Zeichen · 391 Bildschirme
「よし、あしたは予が出て、あの老いぼれを討ちとめてみせる」と大言した。
うしろにいた韓徳が、
「飛んでもないことです。あれはそれがしの子を四人も討った老子龍です。常山の趙雲です。何で、お手におえましょう」
「そちの子を四人も討たれたというか。ではなぜ親のお前は見ているのだ」
韓徳は、さしうつ向いて、
「機会をうかがっているのですが」
ひどく辱いった容子をした。
翌日の戦場で、韓徳は大きな斧をひっさげて駈け巡っていた。そして、趙雲と行き合うやいなや、名乗りかけて、一戦を挑んだが、十合とも戦わぬまに、趙雲の槍さきにかけられてしまった。
副将芝も、趙雲に負けない働きをした。わずか四日間の合戦で、夏侯楙の軍容は、半身不随になりかけてきた。夏侯楙は頽勢を革めるために、総軍を二十里ほど後退させた。
「いや、実に強いものだな」
夏侯楙は軍議の席で、まるで他人事みたいに趙雲の武勇を賞めた。魏帝の金枝玉葉だけあって、大まかというのか、なんというのか、諸将は彼の顔をながめ合っていた。
「いや、ほんとに強い。むかし当陽の長坂橋で、天下に鳴らした豪勇は、とくに予も聞いていたが、いくら英雄でも、年すでに七旬の白髪だ。