Japanische Klassiker mit Furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.229 Zeichen · 389 Bildschirme
お迎え駕籠
一
「イヤ、そうじゃあねえらしいんです。あの、口のよくまわる男の子は、父も母もないとかで、それを探すために、ああやって辻芸を売って、江戸じゅうを歩いているんだそうですよ」
「だけど、おめえ、あの女の子にも、母親がねえとか言っていたじゃアねえか」
「それはそうと、二人の仲のいいことったら、どうでげす。振りわけ髪の筒井筒、あのまま成人させて、夫婦にしてやりてえものでげすナ」
お迎え駕籠
一
「すまなかったなあ、お美夜ちゃん。今日は朝から踊りつづけで、くたびれやしないかい?」
「ううん、そんなでもないの」
「足が痛くはねえかい?」
「ええ、ちょっとね。でも、たいしたことはないわ」
「ほんとにおめえには、気の毒だよ。遊びてえ盛りを、こうやっておいらといっしょに、日がな一日辻に立って、稼業するんだからなあ」
とチョビ安、言うことだけ聞くと、いっぱしの大人が子供を相手にしているようだ。
遊びたい盛りなんて、自分はいくつだと思っている。
こまかい藍万筋の袖へ、片手を突っこんで、こう、肩のところで弥造をおっ立てたチョビ安。
吉原かぶりにしていた手拭を、今はパラリと取って二つ折り、肩にかけています。