Japanische Klassiker mit Furigana
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しんきだんクラブ
奇談クラブ(全)
野村 胡堂
Lesen Sie 奇談クラブ(全) (しんきだんクラブ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.139 Zeichen · 208 Bildschirme
動揺み打つ群衆、
睦月の風はサッと腥く吹いて過ぎます。
× ×
私の話はこれで終りました。
江柄三十郎は其の儘諸国行脚の旅に上りましたが、頭を円めて、腰衣を着けて居るのに、口吟んで居るのは、妻のお夏の末期に称えた切支丹の祈りの歌だったということです。
梅仙女はそれっ切り行方がわかりません。八百歳の妖女が千歳まで生きないという法はありませんから、何うかしたらまだ此の世に生きて居るのかもわかりません。美し過ぎる女を見たらお互に用心することです。近頃の人は常識にこだわり過ぎて、こんな話を信じられないかも知れません。が、私は証拠をいくらでも用意して居ります。お望みとあらばお目にかけましょう」
斯う言って江柄三平はピョイとお辞儀をしました。