Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

三月十一日

けちくさいのみならず、境遇的ピンボケに思えて残念なり。

〔欄外に〕

○学童の強制疎開がはじまるから、その前に自発的疎開をするように父兄会を開催する由、千駄木で。

○旅行、証明つきになるらしい。四月を待たぬ由。疎開した家族間の往復のこんざつをへらし物資の流出防止のためだろう。従って、地方から中央へは許可をしぶるべしというわけだろう。開成山、国府津と家、山崎の家とここ、交通どういうことになるか。

三月十一日(土曜)

寿の風呂たきしてやる。四時にすむつもりではじめたのに二時間以上たくにかかって結局六時すぎ、自分が出て夕飯たべたら八時ごろになってしまった。大つかれ。

△来る。大畑の手紙みせてくれる。美智子、淋しいが元気でいる、というかき出し。そしてアイマイな字はあて字をかかず、とばしてある、鯖江のサバが分らないと、とばして江という風に。「迫撃兵とある。迫撃兵とはどうだ」とある。いい手紙である、ああいうよわい体にどうしてこの位の精神があるかと思う。△迫撃兵ってどういうの、ときく。自分困る。「手榴弾や何かもってやる兵のことじゃないかしら」砲兵なら分るが。

三月十二日(日曜)