Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

六月二十五日

六月二十九日

以前のときも、こっち側の人は眠った、どういうわけか。全体を五つに区分して第一、当時の一般情勢。第二、プロボカートル〔スパイ挑発者〕に対する方針。第三、本回の事件。第四、各被告の陳述の究明。第五、結論。と分け、今日は第一を概略のべようと思います。凡そ一時間半ほど。以前のときは起立して、語気も迫ったが、今日は大分レザーヴしているのか。傍聴、自分、咲、あとからどこかの法律学生が三人来て、勤労の所得は私有をゆるす、それはソヴェト憲法第十条にあるとおり、ときいて、いきなり六法全書出してひっくりかえし出した。日本の六法全書にソ憲法がのっているとはユーモラスなり。

〔欄外に〕

十四年八月以来、五年目、十四年八月二十二日に喀血して休む、

六月二十五日(日曜)

北フランス膠着のよし

しかしコタンタン半島の遮断に成功したのだそうだし、シェルブールが西南で包囲されたと云えば、動いている。

六月二十九日(木曜)

米がなくなって巣鴨のかえり、山崎さんのところへ廻る、田舎へ手つだいに行っている由、せまい、が日のよく当る水口のところで主人公、赤い緒の下駄はいて、シャツの洗濯している。