Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
梟の啼声
二号)。こんなたわいもない戯れごとまでが、なおその発端を遠々しい昔に持っていたのである。
私の行々子観は次の通りである。この言葉は現在はほぼ俳諧者流の専売の如くなっているが、それがかつてこの小鳥の普通の名であった時代は相応に遠くまた久しく、ちょうど我々の間に説話の叙述法が、自由な躍進を許された時代と重なっていた。人は小鳥が前生を啼いて語るという、古い信仰にはなお囚われていながら、それを出来るだけ奇抜にまた写実的に、話して見ようという努力をしていた。あの一風かわったヨシキリの声によって、下郎の絶望した斬れ斬れ斬れの罵りの語を空想し、更にありそうなお寺の名を取添えて、一場の哀話を組立てたなどは、これもまた日本特産の中世の大衆文芸であったろうと思う。
梟の啼声
「家の光」の編輯者から、何か夏の晩の椽先などで、子供や女たちといっしょに読んで面白いような、話はないかという相談を受けた、それは幾らでも捜したらあると思う。
しかし話は長くなってしかたがない。私は今非常に用が多い。だからここには問題だけ出して置こう。この雑誌の読者は何万人とあるはずだから、その中から追々に跡を継いで話をすることにしたら賑やかでよかろうと思う。