Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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やそうざっき・やちょうざっき

野草雑記・野鳥雑記

柳田 国男

Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme

Aozora Bunko

三

単に頑是ない聴衆の好奇心を充すためならば、入って行く必要もなかったろうと思う説明に入っていることである。これには何か隠れたる約束があるのではないか。即ち天然はむしろ各地の鳥の言葉を、ちがった聴きように誘おうとしているにかかわらず、歴史はいつも根強い暗示を以て、我々の解釈を一方に引付けているのではないか。もしそうだとすれば童話そのものの今日の定義は、当然変って来なければならぬ。私はこの推測の当っているか否かを知るために、今まで意外に顧みられなかった九州の鳥の昔話が、これから諸君の努力によって採集せられて来るのを待っているのである。

三

梟は何と言って啼くかという問題は、今から四十年も前に「日本」という新聞で、その答を全国から募集したことがある。この鳥の地方名は大抵は啼き声が元で、中国と四国とはやや弘い区域にわたってフルツクであるが、一たび九州に入ると殆と土地ごとに名が違っている。比較的多く行われているのは小僧鳥てあるが、それでも「鼻くそ」を「かなくそ」といって見たり、また「かれくそ食うか」という処もある。肥前の南高来郡の一部などでは、

こーぞーかれ草食うか