Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
この頃大分流行ってきた動物心理の研究なども、面白い仕事であるだけに、このモールス翁の真似はさせたくないと思う。
烏が横着であったり悪賢こかったりするのにも、西洋には西洋だけの理由があり、日本にはまた日本限りの、隠れたる原因があるのかも知れない。個々の動物が出現以来、たった一つの道しか生きなかったように、きめてかかるのが出発点であるとしたら、この研究も実は心細い。烏にだってやはり土地ごとの歴史はあり、それがまた後々の生存条件をきめている。なるほど彼等の間には歴史家なく、無論また記録もない。それが人類とちがうといえばちがうのだが、その人類の内にだって、九割以上は記録などは伝わっていやしない。それを歴史がなかったものの如く、考えることはもう許されないのである。
雲仙の烏がゴルフの球を盗むには、この国限りの永い由緒があり、また新らしい誤解があった。一旦の遺伝はその原因が消えると、再びまた薄れてもよかったのだが、子供たちがいつまでも烏勧請の遊戯を覚えていて、それを今日のゴルフの時代まで持越して来たのである。子供の所業は烏どもの歴史の上には、太閤やナポレオンほどの力があった。