Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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やそうざっき・やちょうざっき

野草雑記・野鳥雑記

柳田 国男

Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme

Aozora Bunko

談雀

雀の郷里

あるいは鼠の一類にバンドリというものがあって、蓑を着た形がこれと似ているからとも見られるが、その獣は何故にそういうかは、やはりまた不明であった。これはかえって雀を羽鳥といった方が前であって、それが蓑に行き※(「鼬」の「由」に代えて「吾」、第4水準2-94-68)鼠に行ったものと、解した方が自然に聴えるのだが、現在の資料ばかりでは、まだそう断定するには少し早い。これが自分の南方諸島において、更に綿密なる方言調査の、進行せんことを希望する差当りの理由である。

談雀

雀の郷里

霜が深く田畠に食べ物がなくなると、雀が追々と村里へ帰って来る。自分はまだ一羽の雀にも見覚えはないが、これを帰って来たというのには相応な理由があると思っている。庭の餌箱に粟を入れて見ていると、それを啄みに来る雀にはどう見ても二つの種類がある。一組はいつも群をなして集まり、大よそ飯時ともいうべきものがあるらしいに反して、一方には一羽か二羽、時々そのあいまに来て食べて行こうとするのがある。この二つの組が落合うと無論喧嘩になる。多分は雄かと思うきつい雀があって、そればかりが出て闘うのだから数の問題ではない。