Japanische Klassiker mit Furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme
雀の家庭
これが雀界の社会学の、今に成立つだろうと思う一つの理由であって、自分がもし今少しの時間をもちまた眼が良かったら、先ず第一に彼等の頬の黒い斑を、形と大きさによって分類したことであろう。ごく大体の気のついた点をいうと、雀の頬の黒い毛の部分は、よほど遠くからでも見分けられるほどの、大小と輪廓の差があって、周りが白だから殊にはっきりしている。これさえ覚えてしまえばたとえ何千羽の群の中にいても、友を見失うような懸念はないのである。私の想像では、これがこの一種族の他に立優った強みであると共に、人に名前があり住家があって、いつでも再会し得るために別れやすくなった如く、幾分か彼等の行動を自由にし、かつ複雑にしているのではないかと思う。雀はきたない鳥だがその文化は他の動物よりも少し進んでいる、と思ってもよいような事実が次々に心づかれるのである。
雀の家庭
春さきこの鳥の言葉が急に多くなり、また活溌になるのは誰でも気がつくが、これは彼等が人に近く、従ってまた慎みがないためとも説明し得られるかも知らぬ。ただ雀は少なくとも境遇によって、かなり色々と生活ぶりを変える鳥であることは、その挙動を見ている者の感ぜずにはいられぬことで、それが淋しい深山の鳥、または獣などの数少ない群であったら、恐らくこういう真似は出来まいと思うと、この無限