Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
先生に いいつけて やるから。」
「ふん、なにが こわいもんか。」
うみぼうずは りきみかえって あちらへ いって しまいました。
「まあ、なんて らんぼうな 子でしょう。おとうさんが どこにでも うみぼうずが いると おっしゃったのは、ほんとうの ことだわ。」
と、きみこさんは おもいました。
おうちへ かえって、おもてで、みんなと あそんだ ときでした。
「たけちゃん、うみぼうずを しって いない?」
と、きみこさんが ききました。
「いつか おばあさんの はなした?」
「いいえ、ほんとうの うみぼうずよ。」
「そんな もの いるものか。」
「いてよ、学校に。しらないの。」
と、きみこさんが いうと、そばに いた みつこさんが、
「ああ わかった。」
と いわぬばかりに、パチパチと 手を たたきました。
「さんちゃん、きみ しって いる。」
と、たけちゃんが さんちゃんに いいました。
「だれの ことだろうな。ぼくも しらないよ。」
と、さんちゃんは くびを かしげました。
春先の ばんがたの 日が、こうばいいろに みんなの かおを てらしました。
「きみこさん、わたし みたわ。