Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
あとで あれは うみぼうずだと、ほかの 子が はなして いたから。」
と、みつこさんが つぎのような はなしを しました。
「やきゅうぼうを かぶった かわいらしい 一年生の 小さい 子が、学校の かえりに、ももの 花を もって いると、あたまの 大きい つよそうな 子が、その 花を よこせと いったの。これは おうちへ もって いくので やれないと いうと、むりに もぎとろうと するから、小さい 子は なきだしそうに なったのよ。」
「その とき、ほかに、だれか いなかった。」
と、たけちゃんが ききました。
「いたけれど、らんぼうされるのを こわがって、みんな だまって いたわ。」
「そして、どう した。」
と、さんちゃんが いいました。
「うみぼうずは とうとう 花を もぎとったの。小さい 子は かなしく なって、おかあさん……と 大きな こえで よんだの。」
「かわいそうに。」
と、きみこさんは 目に なみだを ためました。
「おまえは よわむしだから、すぐ おかあさんなんて いうのだろう。こんな ところで よんだって きこえるものかと、うみぼうずは わらって いたわ。