Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
この はなしを、さんちゃんや きみこさんに すると、
「やはり 海の うみぼうずより、にんげんの うみぼうずの ほうが えらいんだな。」
と、さんちゃんが いいました。
「どうして。」
と、たけちゃんが ききました。
すると、きみこさんが、
「かみなりさまに おねがいしても 雨を ふらして くれないじゃ ないの。」
と いいました。
夕やけが して、あすも また お天気が つづきそうです。はたけの なすや きゅうりは しおれ、かだんの 花たちは あたまを たれて いました。
「おねがいが たりないのかも しれないわ。」
と、みつこさんが いいました。
「かみさま、どうぞ 雨を ふらして くださいまし。」
と、みんなで 空を おがみました。
この ありさまを 赤い くもの 上から、おひめさまが ごらんなさると、さっそく うみぼうずの ところへ いかれました。
その とき、うみぼうずは 大きな いわに こしを かけて、かもめの まいを ながめて いました。
「みんなが おねがいして います。はやく 雨を ふらして あげて ください。」
と、おひめさまは おたのみに なりました。