Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
うみぼうずは ものぐさそうに かおを むけると、
「にんげんが なまいきだから こまらせて やるのさ。つみの ない くじらや おとなしい おっとせいを いじめるばかりか、なんでも じぶんたちは できると いばって いる。雨を ふらさずに おいて、でんきも すいどうも とめたなら どんなに おもしろかろう。」
と、うみぼうずは わらいました。
「そうとも、にんげんぐらい じぶんかってな ものは ない。たいしょうが たまに 町へ でかけると、おせんこうを たてて おいかえすものな。」
と、うみへびが 青びかりの する からだを くねらせながら いいました。
「なかには ものの わからぬ 人も いますが、いい 人も たくさん います。わたしたちが かみさまと よばれるなら、こまる ものを だまって みて いる わけに いかないでしょう。」
と、おひめさまが いわれると、うみぼうずは あたまを たれて きいて いました。
「あなたが みんなの ねがいを きいて くださるなら わたしたちは あなたを 海の 王さまと あがめます。」
と、おひめさまは いわれました。
「なに、海の 王さまとな。