Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
」
「おそろしいものって?」
「わしは見たことはない。人のうわさだ。しかし、いつまでたっても、住みてがないところをみると、まんざら、うわさばかりではなさそうだね。」
「おじいさんは、あのうちの門の柱にチョークでカニの絵がかいてあるのをしっていますか。ここへくる道にも、たくさんのカニの絵がかいてあって、ぼくたちは、その絵にみちびかれて、ここまで、やってきたのですよ。」
それをきくと、なぜか、じいさんの顔色がかわりました。さもおそろしそうに、目はひとところを見つめて、赤いくちびるがブルブルふるえています。
「カニだって? ああ、おそろしい。もうききたくない。きみたちは、はやく、家へかえるんだ。こんなところに、ウロウロしてはいけない。どんなおそろしいめにあわされるか、しれたものじゃない。かえりなさい。かえりなさい。」
小林君と、井上君は、顔を見あわせました。
「おじいさん、どうして、そんなにこわがるんです。なにかしっているんでしょう。」
じいさんは、しきりに手をふりました。
「しらない。わしはなんにもしらない。ああ、おそろしい。ほんとに、わるいことはいわない。はやくかえりな。