Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
ぼくたち、ちゃんと用意してきたんです。百メートルもある強いひもの玉を、三つも持ってるんです。このひもを、入口にくくりつけて、それをつたって、はいりますから、道にまよう心配はないのです。」
そのほかに、懐中電灯が六個、登山ようのピッケルが三本、そして、みんなが、おべんとうと、水筒と、呼び子の笛を持っているのでした。
「おじいさんは、猟師ですね。」
小林君が、小屋の壁にかけてある猟銃を見て、いいました。
「うん、猟師が本職だ。この山にはクマがいるでね。このあいだも、大きなやつを、一ぴき、しとめただよ。ときによると、クマのやつ、鍾乳洞の近くまで、のこのこ出てくるだ。」
じいさんは、そういって、にやにや笑いました。
少年たちは、びっくりして顔を見あわせました。
「ハハハ……、なあにしんぺえするこたあねえ、めったに出ねえだ。出ても人の通る道ばたにゃ近づかねえ。おめえら、そんなにおおぜいだから、クマのほうで逃げっちまうだよ。……まあ、気いつけていくがええ、クマよりゃ、穴のなかで、まよわねえようにな。」
そこから鍾乳洞までは、三百メートルほどの、けわしい山道です。このあいだの晩、小林君は魔法博士を見うしなっては、たいへんだと思って、むちゅうで登りましたが、クマが出るときくと、なんだか、気味がわるくなってきます。