Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
十人の少年たちは、大きな木におおわれたうす暗い山道を、一列になって、少年探偵団の歌をうたいながら登っていきました。
「キャーッ!」
山のぼり用の道のまんなかから、とつぜん、びっくりするような悲鳴が、おこりました。みんなが、そこへ駆けよってみますと、ノロちゃんが、まっさおになっているのです。
「うすぐろいやつが、そこのササッパのなかから……。」
といって、道ばたのクマザサを指さしました。
「クマの子どもじゃない?」
「うん、そうかもしれない。ぼくにとびかかって、サッと、あっちのしげみに、かくれてしまったよ。」
それをきくと、ノロちゃんのあとにいた井上君が、ワハハハと笑いだしました。
「なんだい、弱虫だなあ。あれはウサギだよ。茶色のウサギが、道をよこぎったんだよ。」
「なあんだ、ウサギかあ!」
「ノロちゃんはクマが出やしないかと、ビクビクしてるもんだから、クマの子に見えたんだよ。ねえ、ノロちゃん、ぼくがついてるから、だいじょうぶだよ。クマが出たら、金太郎みたいに、ぼくがねじふせてやるからね。」
おとうさんがボクシング選手だけに、井上君は、腕にじしんがあるのでした。