Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

今井君のお店の、ほんもののトラのほうは、だれも見はりをしないで、ほうっておきましたが、坂口君のお店の地下室には、少年探偵団員が、ふたりずつかわりあって、たえず見はりばんをしました。夜も坂口君と少年店員とが、地下室の金庫のまえに長いすをならべて、そこで、やすむことにしました。にせもののトラを、なぜそんなにだいじにするのでしょう。

いうまでもなく、敵をあざむく計略です。そうして、さもだいじそうに見はりをして、黄金のトラが、その金庫にかくしてあると、魔法博士に思いこませるためです。

この計略は、まんまと成功しました。にせもののトラを金庫にかくしてから二日めに、坂口君のところへ、みょうな電話がかかってきたのです。

少年店員が、「学校の先生から電話です。」といって、よびに来ましたので、坂口君は、なにげなく電話口に出ますと、ぶきみなしわがれ声が聞こえてきました。

「ずいぶん厳重に、けいかいしているね。ウフフフ、だが、わしはトラをもらいにいくよ。あすの午後四時だ。きっと盗みだしてみせるから、せいぜい用心するがいい。」

坂口少年は、すぐにそのことを、電話で小林団長に報告しました。