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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(八) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.604 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

「またしてもそのように孔明を恐れ恐れ進んでいられるのですか。それでは追撃する意義は失くなってしまう」

「大なる禍いに陥るよりはましである。もし貴公のごとく功を急がば、必ず悔いを求めるだろう」

「身を捨てて国家に報ずる時、大丈夫たる者、死すとも何の悔いがありましょうや」

「いや、貴公は性火の燃ゆるごときものあって、意気はまことに旺ではあるが、また非常に危険でもある。深く慎み給え」

「なんの、孝はまさに力をつくすべし、忠はまさに命を捨つべし。この期に当って、顧みることはありません。ただ、孔明を撃つあるのみです。ぜひおゆるし願いたい」

「それほどにいうならば、ご辺は五千騎をもってまず急げ。別に賈翔、魏平に二万騎を附けて後から続かせる」

張※(「合+おおざと」、第4水準2-90-10)はよろこび勇んで、手兵五千騎、みな軽捷を旨とし、飛ぶが如く、敵を追った。

行くこと七十里。たちまち一叢の林のうちから、鼓鉦、喊の声があがって、

「賊将、どこへ急ぐか、蜀の魏延ならばここにおるぞ」

と、呼ばわる声がした。

二

天性火の如しという定評のある張だった。その張※(「合+おおざと」