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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(八) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.604 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

「汝は、五百の兵をもって、六丁六甲の鬼神軍に仕立て兵にはみな鬼頭を冠らせ、面を塗って妖しく彩らせよ。そしておのおの黒衣素足、手に牙剣をひっさげ旗を捧げ、腰には葫芦をかけて内に硫黄煙硝をつめこみ、山陰にかくれていて、郭淮の部下がわが王平軍を追いちらし、木牛流馬を曳いてかえらんとする刹那に彼を襲え。必定敵は狼狽驚愕、すべてを捨てて逃げ去るにきまっている。で、その後に、全部の木牛流馬の口腔のネジを左にまわし、わが祁山へさして曳いてこい」

次には、姜維と魏延が、彼の前に呼ばれ、何事かまたべつな計をうけて去り、最後に馬岱、馬忠も一方の命令をうけて、これは渭水の南のほうへ馳け向った。

すでにその日も暮れ、北原の彼方、重畳たる山々は、星の下に、黒々と更けて行った。

魏の鎮遠将軍岑威は、この夜、蜿蜒たる輜重隊を率いて、隴西の方から谷をめぐり山をかけて、真夜中までには、北原の城外まで行き着かんものと急いでいた。

すると、途中でいぶかしい一軍に出会った。蜀の牙門将軍王平隊なのである。けれどこの兵はみな魏勢に変装していたので、夜目ではちょっと判断がつかなかった。

二

岑威の軍は怪しんで、まず大声でたずねた。