Japanische Klassiker mit Furigana
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
Lesen Sie 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 176.308 Zeichen · 347 Bildschirme
それは日本語にてはママの原義が説明しあたわぬ上、『蝦夷語地名解』(再版四〇三頁)には、
北見宗谷郡メメナイ、崩れ川、崩壊をメメという。
とある例もあるからである。ただしバチェラー氏辞彙にはこの語は見えぬ。『地名辞書』中にも心当りはない。もしママがアイヌ語のメメと同原より来たものなら、本家はあちらというのが妥当であろう。葛飾郡の真間よりさらに川下に東京府管内にかけて、欠間という大字もある。地形と合わぬのは民居とともに地名がすべって往ったのであろう。地名から推測すれば、川土で新地を作る以前には、河水が絶壁の下まで湾入していること、たとえばこの国海上郡銚子町の南方、外川から菜洗浦辺の光景、または能登の和倉以東の海岸などのような地形で、その崖の上から美人手古奈が海を眺めていたためであろう。肥後阿蘇郡の馬見原も崩崖はあるが、これは諸国に多数ある馬見塚または豆塚などと同じく、信仰より起った地名かと思う仔細があって例証にはせぬ(羽前山形の馬見崎川、常陸の馬見山なども同様である)。ゆえに日本の地名の中では、ママとマ行に発音するものばかりを説明しておく。
一三 江角
出雲八束郡恵曇村大字江角浦