Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
Lesen Sie 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 176.308 Zeichen · 347 Bildschirme
七
そうしてそれ以外になおタニもあれば、一方にはまたホラもありクボもあり、ハザマという語は有名な桶狭間以外に、三河部には算えきれぬほどもある。この特徴は別に原由があり、必ずしも地形の天然のみに導かれたものでなかろうと思う。
七
ホラという語の盛んに使われているのは、東美濃から飛騨の益田川流域にかけてであり信州も南部には少しあるから、三河とは地域が繋がっている。それが大分の間隔を置いて伊豆半島の南半部に、ごく普通に行われているのを私は実験した。クボという語は西国にもまるでないとは言われぬけれども、多いのはやはりこの国以東の太平洋岸で、ことに東京の四周のわずかな土地が最も目につき、東へ進むとまたなくなってしまうのである。東京近くでクボという地形は、その外側へ出ると多くはヤツまたはヤト、上総・下総等ではサクという語が代りになっていて、これは愛知県にはともにないようである。サクは九州南部のサコと一つの語であろうと思うが他の地方ではこれをハザマといい、現に大迫と書いて鹿児島地方はオオサコまたはウーザコ、岩手県ではこれをオハザマといっている。ハザマは関東などでは全然耳にせぬ地名だが、その分布は存外に広く、西は山口県でも盛んに地名になっており、東北にもまたわずかだが大迫のごとき例がある。