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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちめいのけんきゅう

地名の研究

柳田 国男

Lesen Sie 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 176.308 Zeichen · 347 Bildschirme

Aozora Bunko

四六 丘と窪地の名

かつて逢った秋田県の人に何平とか書いて平をサカと訓ませた苗字があったことを記憶する。平をサカというのは不思議だが、おそらくは平の字を宛てたタイが傾斜地のことであるがためで、日本語に訳すれば坂に該当するためであろう。これをもって見れば、ダイのごとき簡単な地名も起原は必ずしも簡単でない。ただし関東地方の高台のダイも、元は奥羽のタイと一つであったかも知れぬ。もしそうならばさらに古くかつ面白い地名だと思う。

四六 丘と窪地の名

関東平野の丘陵と丘陵の間、いわゆる窪またはヤツという地形の処を、田畑に開いた場合に一つの特色がある。常磐線の利根川附近などは、そう言った風の田畑が丘の根方まで、ずっと境なしに続いているのである。浦和辺では、地が低く沼がちで水の多いためか、丘と田畑との境には溝があって、丘の裾から湧く清水が直接流れこまぬよう、やや温かくなってから田へ落すようにしてある。だからそういう水路は一里も行く中には相当な川となるわけである。足立郡一帯の川には、こう言う溝を源にしているものが多い。昨年この地方へ行ったおり、この溝の名を聞いたところ、ネエボリだと教えられた。