Japanische Klassiker mit Furigana
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
Lesen Sie 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 176.308 Zeichen · 347 Bildschirme
現在の市町村は御承知の通り、四十年ばかり前から大合併をして、約一万千余になったのであるが、明治十九年かに印刷せられた『地名索引』には、十九万何千の町村を列記している。その後の変化は若干あるけれども、これがまず今日の大字の数と見てよろしい。その大字の下には字があるが、土地台帳にも載っているこの字というものは実は新しい。地租条例制定に先だつ明治八、九年の土地丈量の際、全国を通じて一分一間の大地図を作らせた。少し大きな町村では、この丸地図はどんな御寺の本堂でも拡げられないので、それを適度に切った切絵図なるものが同時にできた。現在の「字」はすなわちこの切絵図の個々の名であって、以前からあった「字」とは当然に合致していない。もっとも地名は新たに制定するよりも、大部分は在来のものを引き継ごうとしていたが、字の境はしばしば新旧食い違っているのみならず、人の住む区域では在来の字の方が概して小さかったから、たまたまその一つを採用すると、他の二つ三つの旧字が公けの記録からは消える。それでもこの切絵図の字が一村に十数枚、多いところでは百以上もあったから、ざっと見積ってこの新「字」