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Japanische Klassiker mit Furigana

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くうきぽんぷ

新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ

新美 南吉

Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

ふたりは次郎くんと森川くんです。

先生がゆっくり近よってこられました。

「お前らは何をやっているのか。」と笑っておっしゃいます。

ふたりはだまっています。

「角力か。」

両側でどっと笑い声が起こります。

「北君がはなさないんです。」と森川君がやっと口をききました。

「うそです。森川くんがはなさないんです。」と次郎くんもだまってはいません。

「そんな猛獣みたいな顔をしていないで、さあわかれろわかれろ。」

そこでふたりは相手をはなして自分自分の列に帰っていきました。

帽子とりがすむと、やれやれ、こんどは長距離競走です。コースは学校の外側をぐるぐると二周するのです。先生は4キロとおっしゃいましたがなんて長いコースでしょう。4キロってこんなに長いのでしょうか。

スタートはきられました。赤も白もクラス全部の者が走るのです。門を出るときにはもう横の列が縦の列にかわっていました。しんがりはふたりです。次郎君と森川君です。

次郎君はなまけているのではありません。せいいっぱい走っているのです。それでもしんがりです。いつもこうです。だから長距離は嫌です。もっとも短距離でも次郎君はいつもしんがりでした。