Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
けれど短距離ならばあまり差が大きくならないうちに決勝点についてしまいます。ところが長距離では、そういうわけにはいきません。どんどんとりのこされて、あたりをみまわしてもだれもいなくなってしまうのです。いえ、たったひとり道づれがいつもありました。それが森川君です。森川君もやはり次郎君のようにせいいっぱい走るんですが、スピードが出ないのです。いつもそうなのです。
第二の角を次郎選手と森川選手がほとんど同時にまわりました。するとふたりはもうすっかりとりのこされてしまっていることを知りました。前をいく者はみなもう第三の角をまわってしまっていて、檜葉垣ぞいの静かな道にはとんぼがとんでいるばかりです。
いつもならこのあたりで次郎君が、
「森川君、ゆっくりいけよ。」
と声をかけるのです。すると森川君が、
「よしきた、と」
と応じて、ふたりは妥協するのです。そして歩調をゆるめることになっていました。しんがりになるにはひとりよりふたりいっしょの方が心づよいからでしょう。
ところが、今日の次郎君はかたく口をむすんでがんばりつづけます。息がきれて、血をはいてたおれようと、森川君なんかには口をきかないぞといった決心のようです。