Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
」
正九郎は加平の顔をしげしげとみてききかえした。
「なんだい。」
加平のいうところによると、自転車屋の金さんとおばさんは、今日、金光教の何かで朝からよそにいき、小僧のやあ公がひとりでるすばんをしているということだった。こいつはすばらしい!
正九郎と加平はふたりの泥棒のようにひそひそと話した。すべての計画がさっさと運んでいった。まるでとんとんびょうしであった。なあに、やあ公をさそい出すくらいわけのないことはない。やあ公はくいしんぼうだ。そこで、いっぱいみのったびわの木が、加平ン家の畑のくろでやあ公を待っているといえばとんでいかぬわけがない。あいつほんとにくいしんぼうだから。だがあの金色によくみのったびわを腹いっぱいたべられると思うと正九郎はやあ公をちっとばかりうらやまずにはいられなかった。
ふたりはもう自転車屋に達しない前に、計画は実現されてしまったように感じていた。つまりふたりはもう、自転車のパンクをなおすやり方ばかりを考えていた。しかし戸口まできてみると、なかなか、これからがたいへんだということを感じさせられた。正九郎はなんだかいつものそこと様子がちがうような気がした。