Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
お父さんだとわかると、大作君ははずかしくなってきた。こりゃ、こんなところにいるといけないぞ、つぎに尻上がりした奴がきっとみつけるだろう、そしてこんなことをいうかも知れない、「あッ、おい、みれよ。大くんがれのお父つあんが屋根の上におるぞ。」
そこで大作君は、さっと砂の上に飛びおりると、お父さんの姿のみえない小使室の方へ走っていった。そこの桜の木の下では、兼男君たちが地雷火遊びをしていたので、仲間に入れてもらって、お父さんのことをわすれてしまった。
午後の一時間目は綴方であった。先生が扉口にあらわれたのをみると、綴方帳のひと荷物を重そうにかかえていられる。十日ほど前に「私の家」という題で書いた綴方を返してくださるのだ。
大作君は胸に一撃をくらった。なんだかわるいことがはじまるぞ、という予感があった。大作君は、その綴方を書いたじぶんは、まだ貧乏がそれほどはずかしいこととは思わなかったので、自分の家の貧乏なことを得意になって書いてしまったのだ。たとえば、こんなふうに書いたところもあった。「ぼくの家はびんぼうだ。しかしのぐち英世の家はびんぼうだったと先生は教えてくれた。