Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
そしていもをたべながら家を出た。子どもの召集だから、物をたべながらあつまってもさしつかえなかったのである。
久助君が県道に出ると、もう七人あつまっていた。きょうは運動山で、南京攻略の模擬戦をするのだそうだ。
やがてこの村の全部の男の子が、――つまり十八人があつまった。
運動山について、参謀本部が作戦計画を立てはじめた。参謀本部というのは、徳一君と久助君と兵太郎君で、だれがきめたのでもなかったが、しぜんにそういうことになっていたのである。もっともこのうちで兵太郎君は、装甲自動車とタンクの区別がつかなかったり、軍用犬になる犬の種類を知らなかったり、下駄ばきの飛行機(フロートをつけた飛行機)というと、靴のかわりに下駄をはいてのりこむ飛行機であると思いこんだり、敵前上陸はどこででも――たとえば川も海もない麦畑の中のようなところでもできると考えていたりするようなたよりない将校であった。しかし、戦闘のまねをすることがじつにうまかった。たとえば、クリークの中を泳いですすむまね、掩護物のかげからかげに腰をかがめてゆく動作、トーチカを占領して万歳を絶叫する途端に腹をうたれて、ころころと土堤からころがりおちるところ――それらはみな真にせまっていた。