Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
こういうことがじょうずだから、参謀本部のひとりになるねうちはあると、兵太郎君はじぶんで考えていたのである。
さて、参謀本部が、だれとだれを支那兵にし、だれを友軍の斥候にし、だれをタンクにするかというようなことをきめていたときのことだった。待っていた他の者たちが手持ちぶさただったので、そういうときによくやるように、花市君の耳にさわろうとしたのである。
さいしょに手を出したのは、六年生の加平君であった。加平君は、こっそり、花市君の耳の柔らかさをたのしもうとしたので、他の者にははじめ知れなかった。しかし、
「いやだよ。」
という、ひじょうにはっきりした、強いことばが発せられたので、みんなはそちらをみた。久助君たちも作戦計画を中止してみた。
するとそこには、花市君が、いつものようににこにこせずに、つっ立っていた。そのかわりに加平君がにやにやとてれくさそうに笑っていた。そこで一同には、加平君が花市君の耳をさわろうとしたのであること、「いやだよ」というききなれないことばは花市君の口から出たということが、わかったのである。
みんなは呆然としてしまった。これはいったいどうしたことなのか。