Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

くうきぽんぷ

新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ

新美 南吉

Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

久助君はおばあさんが起こしてくれなかったから、罪はおばあさんにあるのだ、という顔をして、プンプンしながら朝ご飯をたべた。

おばあさんは孫の久助君をあまやかす癖だったので、「そげんあわくって出かけんでもええだ。また、新家の太一ツあんに自転車にのせてってもらえや」といった。年よりは、ぜんぜん団体精神を知らんのでだめである。

久助君は、井戸のわきから坂になっている細道をのぼって、県道に出た。

うららかな冬の朝だ。空気がすんで、風はすこしもない。道のわらくずなどに霜が美しくおりている。あかい色の朝の陽光が、頬にこころよくふれる。静かである。

急いでも追いつけないのはわかっているので、久助君は口笛をふきながら、道ばたの松の梢にいる雀をみたりしながら、歩いていった。

まもなく、うしろから、ジイイと軽快な自転車の音がしてきた。久助君の家とは親戚の、太一ツあんである。太一ツあんは町の信用組合につとめている。

「久、また朝寝坊したな。遅刻するぞ。」

そういって太一ツあんは自転車をとめた。いつもここから久助君は太一ツあんの自転車にのせていってもらい、やっと学校の始業時間にまにあうのであった。