Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme
三十何冊かで。びっくり敗亡大苦笑。つまりバルザックと古典にしがみついていよ、という天の仰せと観じて女流文学の参考書をかってかえる。
門のすこし手前まで来たら、ひょっこり窪鶴が来合わせ、それから八時迄、縷々としてきかされる。自分の心持は、きまっているので、聞かされる話は其としてきき。「あのひとにはいくら話しても分らない」と云ったよし(稲)話しかたきいていて、遺憾乍ら其が当っていると思う。勝敗を云うなら二人ともが二人に敗けたというところである。友情、友情と。折角きょうはしずかに楽しい夕方を過そうと思っていたのに。太郎上へねる、ついて、八時すぎ上って来てしまう。咲より電話、(開成山)あつたやに泊っている由。明夜かえる由。
〔欄外に〕
宮、きょうはいい天気だな、と思っていることだろうと思いつつ、コートなしの姿で神田へ行った。須田町で
私「あの一寸伺いますが、これ何の列でしょう」
若い男「電車」
なるほどね
「神明町行でしょうか」
「神明町」
十一二の男の子二三人よこから乗ろうとするを、いきなりその男、子供の頭グイとこづいてものも云わずうしろを指さした。今の人心。